JR九州の「ななつ星」の洗面台に採用された鉢
佐賀県の有田町には、有田焼の窯元がいくつもあります。その中でも、源右衛門窯は伝統的な緻密な手仕事を大事にしながらも、
とてもやわらかいシブカワな仕上がりで、なんとも愛着ある器をつくっている窯なんです。
で、この鉢ですが、
源右衛門窯の入り口の蛇口の下に水を貯めて静かに置いてあるんです。
それがパッと目について、とても心ひかれてしまいました。
そう感じたのは、僕だけではなく、あのJR九州の「ななつ星」をデザインした
水戸岡先生もそうだったようで、結果的に洗面台に採用されたんです。
すごいですよねー。
そんな鉢を先日、日本シブカワ研究所がプロデュースした
「有田焼書店」にて展示させてもらいました。
水を浮かべたい、と思うと共に、金魚を泳がせたい!と思いつきまして、
急遽用意したらんちゅうを3匹ほど、水草と共に浮かべました。
想像以上に満足な仕上がりに!
いつか、あんな器が似合う家に住みたいものですねー。
ちなみに、展示に使ったらんちゅうは、
今でも我が家の水槽で元気に泳いでおりますよ(笑)
(中)
源右衛門窯の梅地紋の麺鉢はこちら