日本の香りをいつでもどこでも。マッチのようなお香「hibi」
2018年1月16日|渡邊晃子
日本の香りを包んだマッチのようなお香「hibi」。持ち運びもお手軽にできるので、ご自宅や友人宅、もしくはお外で楽しみましょう。
兵庫県・淡路島のお香と播磨のマッチが出会ったお香スティック「hibi 10 MINUTES AROMA」。マッチを擦るように火をつければ、いつでもどこでも気軽に香りを楽しむことができます。
お香と言えば、長さ30cmほどのスティック型やコーン型などが一般的。でも、いざ香りを楽しもうとすると、お香立てを用意して、ライターやマッチで火をつけて…、という手順が億劫になることも。燃え尽きたお香の灰を片付けるのも、ちょっと面倒だったりします。
兵庫県で生まれた、新しいスタイルのお香「hibi」
今回、ご紹介する「hibi 10 MINUTES AROMA(以下、hibi)」は、面倒なことが一切なく、とっても手軽に日常使いできるお香スティックです。その大きさは、マッチとほとんど同じ大きさで、外箱もマッチ箱のような引き出し式。お香そのものも、マッチの軸がお香になっているまったく新しいスタイルなんです。
2015年に誕生した「hibi」は、兵庫県・淡路島のお香と播磨のマッチ、2つの伝統地場産業がコラボレーションしたもの。ブランド名やロゴは、毎日香りを楽しんでほしいという願いを込めた「日々」が由来だそう。お香には、天然のハーブオイルを使用しているので、自然の心地よい香りを楽しむことができます。
また、マッチ型ということで、火を楽しむことができるのも魅力のひとつ。最近では、マッチを使って火を起こすという機会が少なくなっています。マッチを「シュッ」と擦った時のニオイと、「ポッ」と灯った火が大好きな筆者。「hibi」を見つけた時は、迷わず手に取り、そのアイデアに感嘆しました。
「和の香り」は、日本で古くから親しまれている香り
さて、筆者がセレクトしたのは、シブカワらしい和の香りシリーズの「ヒノキ」、「白檀」、「桂皮」の3種類。スタンダードシリーズとはパッケージも異なり、日本らしいデザインがとってもかわいい。「ひのき」は黄色、「白檀」は赤色、「桂皮」は緑色で、火をつける前から、自然の香りが漂ってきます。
木の香りがする「ひのき」は「心を穏やかに鎮め、冴えた思考を取り戻したい時」、神秘的な香りの「白檀」は「緊張を取り除き、自らの内面と向き合いたい時」、スパイシーで甘い香りの「桂皮」は「沈んだ気持ちを活気づけて、前向きな心を取り戻したい時」に使うのがおすすめだそう。
「ポッ」と火を灯して、自然の香りと過ごす10分間
さっそく、火をつけてみます。8本入りの箱からお香スティックを1本取り出し、マッチのように擦って火を灯します。お香スティックが折れないように、真ん中ほどを持って擦るのがポイント。着火したら、自然と火が消えるまで待ち、専用マットにそっと寝かせます。マッチを擦るのも久々でしたが、フワッと良い香りが立ち上りました。
お香スティックの燃焼時間は、約10分間ほど。この短さが、実は良いんです。筆者は、長いスティック型をよく使っていましたが、燃焼時間が長いため、部屋に煙が充満して香りが強過ぎると感じていました。その点、「hibi」は、ちょうど良い具合に部屋に香りが広がって、気分転換にピッタリでした。
マッチ箱サイズの専用マットは不燃性なので、そのまま机などの上に置いて使えます。お香スティックが燃え尽きたら、灰をポイっと捨てて、何度でも繰り返して使用可能。また、お香と一緒にバッグやポケットにしのばせて、野外などでも気軽に使うことができます。
日常のアクセントに、いつでもどこでも香りを楽しむ
シンプルな手順で香りを楽しむことができる「hibi」。ちなみに、筆者がお気に入りだったのは「桂皮」。シナモンの香りが気持ちを元気にさせてくれるので、仕事前に焚くことが習慣になりました。日本の伝統地場産業が生み出した素敵なお香は、日常の中で良いアクセントとなっています。
この記事を書いた人
渡邊晃子 Akiko Watanabe |ライター
フリーのライター、インタビュアー、フォトグラファーとして活動。 主に芸能記事を手掛ける。現在は、自然豊かな熊本で子育て中。 国内外の古くて変わったモノが好き。
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