アレンジいろいろ、和のマスキングテープを楽しもう
2017年5月3日|てらしまちはる
数年前から、爆発的ないきおいで種類が増えだしたマスキングテープ。シブカワなデザインを発掘していろいろなアレンジで楽しみましょう。
マスキングテープはもともと、塗装のときに塗る必要のない部分を保護するのに使われてきました。テープだけれど粘着が強くなく、表面を傷つけずに覆い隠せるのが特徴です。
絵を描くときにもおなじ目的でもちいるので、絵画の授業で出会ったことのある人も少なくないのでは。でも、10年も前には無地のテープばかりでした。かわいくて使える文具として一般に認知度があがり、バリエーションがいっきに増えたのは、つい最近のことですよね。
弱粘着だから、はがせる
いまでは本来の用途にくわえて、仮止めやラッピングなど、幅広く使われています。筆者も使いかけ食材の袋の口をとめたり、机にちらかった消しゴムかすの掃除にとりだしたりと、本当にお世話になっています。
ラインナップの多さから、気に入った柄を探すのをひそかな楽しみにしているという人もいます。ここでは、和を感じるシブカワ柄のマスキングテープを集めてみました。
ナカミサコ+S マスキングテープ
「ナカミサコ+S マスキングテープ」(スパイラルマーケット)は、イラストレーターのナカミサコ氏が「東京」をテーマに描いたイラストをあしらっています。スパイラルマーケットのオリジナルデザイン商品です。
ぼーっとたたずむ鳩や、人力車をひく人。だるまや金太郎飴に、うたたねする猫。やわらかなタッチのなつかしいイラストは、見ているだけでほっこり。
花柄マスキングテープ(左)、鹿マスキングテープ(中央)、ジャパニーズ2/1(右)
左が「花柄マスキングテープ」(六花亭)、中央が「鹿マスキングテープ」(中川政七商店)です。右のパッケージに入っているセットは、「ジャパニーズ2/1」(maste washi masking tape)。
「花柄マスキングテープ」は、以前の六花亭特集でも取り上げたもの。六花亭の包装紙や紙袋でおなじみの、坂本直行が描いた花々が咲き誇ります。イラストの花はどれも北海道に自生する種類ばかりで、自然をやわらかな視線でみつめる息づかいが伝わってくるような筆致です。
色合いも落ち着いて大人向きのデザイン
「鹿マスキングテープ」は、2本セットのうちのひとつ。白地テープに赤でデザインされた鹿の行列が、なんともかわいらしいですね。遠目では一見クリスマス柄のようですが、よく見ると和柄だとわかるのも、心くすぐられます。
よく見ると鹿のポーズはそれぞれ違う
小ぶりの3本セットは「ジャパニーズ2/1」。たいやきがテープ表面を悠々と泳ぐ柄があるかとおもえば、猫のしぐさづくしも。そして、めずらしいひらがな柄!
使える「カワいい」がセットに
ひらがな柄は、手描きでレタリングしたような風合いの文字が、かろやかに舞います。日本というテーマでデザインされた3本ですが、まったく違う個性をそれぞれにもっているから、飽きがきません。
mt for PACK 封緘印。テープ生地は厚め
「mt for PACK 封緘印」(mt)は、封筒の表面におす封緘(ふうかん)をピックアップした洒脱な逸品です。
このテープは粘着が強めで、クラフトテープのように段ボールなどをとじられます。もはやマスキングテープの概念から一周もどって、普通のテープじゃないか(笑)。でも、多彩な柄という点では、マスキングテープ文化が生んだ新たなスタイルを既存のテープにもちこんだ存在といえるのかもしれません。
series natural vol.2
「series natural vol.2」(yon design)です。マスキングテープにかぎらず、テープ類ではふちは裁断の関係で直線が一般的です。が、こちらの商品では和菓子のイラストにあわせて型抜きがほどこされています。ラッピングなどに使うと、目新しくて見栄えがしそう。
型抜きは絵柄に沿って細やか
コロマス だるま&富士山
「コロマス だるま&富士山」(リュリュ)は、ちょうど1センチ幅ほどのミニサイズ。このサイズだと、テープカッターを探すのもひと苦労ですが、専用のものが最初からついているので便利です。ちょっとだけ持ち歩きたいときに、よいサイズです。
KITTAうつわ(中央)
カードを開いた状態で販売されている
ふせんセットのようなカード型をしているのは、「KITTAうつわ」(キングジム)です。約3センチずつにカットされたマスキングテープが収納され、必要な枚数だけ1枚ずつはがして使うタイプの商品です。ペンケースやかばんのポケットに、かさばることなくしのばせられるので、スリムに持ち歩きたい人にはうれしい形ですね。
マスキングシール
「マスキングシール」シリーズ(MIND WAVE)は、弱粘着というマスキングテープの特徴をシールにもちこんだ商品。はる・はがすが何度もできて、柄によっては上から文字や絵をかきこむこともできます。
寄せ書きなどにも使えるアイテム
たとえば、花びらの形のものをえらべば、ちょっとした寄せ書きに仕立てるなど、アイデアしだいで用途が広がりそうです。
「和を感じるシブカワ柄」というキーワードだけでも、これほどたくさん挙げられるマスキングテープ。気軽に購入できるコレクションで生活が彩りそうです。
アレンジを考えるのも楽しみ
絵を描くときにもおなじ目的でもちいるので、絵画の授業で出会ったことのある人も少なくないのでは。でも、10年も前には無地のテープばかりでした。かわいくて使える文具として一般に認知度があがり、バリエーションがいっきに増えたのは、つい最近のことですよね。
弱粘着だから、はがせる
いまでは本来の用途にくわえて、仮止めやラッピングなど、幅広く使われています。筆者も使いかけ食材の袋の口をとめたり、机にちらかった消しゴムかすの掃除にとりだしたりと、本当にお世話になっています。
ラインナップの多さから、気に入った柄を探すのをひそかな楽しみにしているという人もいます。ここでは、和を感じるシブカワ柄のマスキングテープを集めてみました。
どこか懐かしい「東京」モチーフ
ナカミサコ+S マスキングテープ
「ナカミサコ+S マスキングテープ」(スパイラルマーケット)は、イラストレーターのナカミサコ氏が「東京」をテーマに描いたイラストをあしらっています。スパイラルマーケットのオリジナルデザイン商品です。
ぼーっとたたずむ鳩や、人力車をひく人。だるまや金太郎飴に、うたたねする猫。やわらかなタッチのなつかしいイラストは、見ているだけでほっこり。
テープ幅いろいろ
花柄マスキングテープ(左)、鹿マスキングテープ(中央)、ジャパニーズ2/1(右)
左が「花柄マスキングテープ」(六花亭)、中央が「鹿マスキングテープ」(中川政七商店)です。右のパッケージに入っているセットは、「ジャパニーズ2/1」(maste washi masking tape)。
「花柄マスキングテープ」は、以前の六花亭特集でも取り上げたもの。六花亭の包装紙や紙袋でおなじみの、坂本直行が描いた花々が咲き誇ります。イラストの花はどれも北海道に自生する種類ばかりで、自然をやわらかな視線でみつめる息づかいが伝わってくるような筆致です。
色合いも落ち着いて大人向きのデザイン
「鹿マスキングテープ」は、2本セットのうちのひとつ。白地テープに赤でデザインされた鹿の行列が、なんともかわいらしいですね。遠目では一見クリスマス柄のようですが、よく見ると和柄だとわかるのも、心くすぐられます。
よく見ると鹿のポーズはそれぞれ違う
小ぶりの3本セットは「ジャパニーズ2/1」。たいやきがテープ表面を悠々と泳ぐ柄があるかとおもえば、猫のしぐさづくしも。そして、めずらしいひらがな柄!
使える「カワいい」がセットに
ひらがな柄は、手描きでレタリングしたような風合いの文字が、かろやかに舞います。日本というテーマでデザインされた3本ですが、まったく違う個性をそれぞれにもっているから、飽きがきません。
クラフトテープがわりになる!?
mt for PACK 封緘印。テープ生地は厚め
「mt for PACK 封緘印」(mt)は、封筒の表面におす封緘(ふうかん)をピックアップした洒脱な逸品です。
このテープは粘着が強めで、クラフトテープのように段ボールなどをとじられます。もはやマスキングテープの概念から一周もどって、普通のテープじゃないか(笑)。でも、多彩な柄という点では、マスキングテープ文化が生んだ新たなスタイルを既存のテープにもちこんだ存在といえるのかもしれません。
型抜きが新鮮
series natural vol.2
「series natural vol.2」(yon design)です。マスキングテープにかぎらず、テープ類ではふちは裁断の関係で直線が一般的です。が、こちらの商品では和菓子のイラストにあわせて型抜きがほどこされています。ラッピングなどに使うと、目新しくて見栄えがしそう。
型抜きは絵柄に沿って細やか
持ち歩きに便利な2品
コロマス だるま&富士山
「コロマス だるま&富士山」(リュリュ)は、ちょうど1センチ幅ほどのミニサイズ。このサイズだと、テープカッターを探すのもひと苦労ですが、専用のものが最初からついているので便利です。ちょっとだけ持ち歩きたいときに、よいサイズです。
KITTAうつわ(中央)
カードを開いた状態で販売されている
ふせんセットのようなカード型をしているのは、「KITTAうつわ」(キングジム)です。約3センチずつにカットされたマスキングテープが収納され、必要な枚数だけ1枚ずつはがして使うタイプの商品です。ペンケースやかばんのポケットに、かさばることなくしのばせられるので、スリムに持ち歩きたい人にはうれしい形ですね。
シールタイプはアイデアで変化
マスキングシール
「マスキングシール」シリーズ(MIND WAVE)は、弱粘着というマスキングテープの特徴をシールにもちこんだ商品。はる・はがすが何度もできて、柄によっては上から文字や絵をかきこむこともできます。
寄せ書きなどにも使えるアイテム
たとえば、花びらの形のものをえらべば、ちょっとした寄せ書きに仕立てるなど、アイデアしだいで用途が広がりそうです。
「和を感じるシブカワ柄」というキーワードだけでも、これほどたくさん挙げられるマスキングテープ。気軽に購入できるコレクションで生活が彩りそうです。
アレンジを考えるのも楽しみ
この記事を書いた人
てらしまちはる Chiharu Terashima |ライター
児童書編集を経て、フリーライター。専門分野である絵本、こどもアプリの話題を中心に、ウェブ媒体や雑誌で執筆中。2016年より始めたイタリア・ボローニャブックフェア独自取材を今年『ボローニャてくてく通信』として発表する。
ボローニャてくてく通信
・Facebook:https://www.facebook.com/bolognatektek/
(2018/3/1公開)
・公式HP:http://terashimachiharu.com/
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