家の中で飾って楽しむ「鯉のぼり」4選
2017年4月13日|渡邊晃子
5月5日の「端午の節句」が近づくと見かけるようになる鯉のぼり。今回は、今の暮らしにも合う“シブカワ”な鯉のぼりをご紹介します。
5月5日は「端午の節句」。4月も中旬になると、青空に悠然とたなびく鯉のぼりを見かけるようになります。男の子のりっぱな成長を願い、生命力の強い鯉を模した吹き流しをあげたもので、江戸時代に始まったならわしです。
しかし、最近では住宅事情により、大々的な鯉のぼりをあげる家庭は少なくなりました。「室内で鯉のぼりを飾りたい…」、「インテリアにも馴染む鯉のぼりがほしい…」、「大人になっても楽しみたい…」、なんて考えている人もいるのでは?
そこで今回は、現代の暮らしにもピッタリな鯉のぼりを探してみました。昔ながらの大きな鯉のぼりではないけれど、どれも日本の職人さんたちが丁寧に作り上げているものばかり。思わず大人も欲しくなっちゃう鯉のぼりをご紹介します。
まずは、江戸千代紙やおもちゃ絵の老舗「いせ辰」の「江戸モビール 鯉のぼり」。大きい鯉が一匹と小さい鯉が二匹、吹き流しが二つ付いたモビールは、手摺りの和紙で丁寧に作られています。江戸時代から続く老舗とあって、日本の風情を感じさせる色味とデザインです。
天井につけてみると、鯉が気持ちよさそうにあっちにゆらゆら、こっちにゆらゆら…。グラデーションが綺麗な吹き流しも良いアクセントになっています。和室はもちろん、子ども部屋にもしっくり。「端午の節句」だけでなく、一年中飾っておきたいモビールです。
お次は、木製クラフトメーカー「ササキ工芸」の「木製 鯉のぼり」です。素材は、ウォールナット、メープル、チェリー、ナラ、クルミ、セン、ブナといった天然木のみ。数千年前に地中に埋もれた貴重な“埋れ木”も使われています。天然木ならではの色の組み合わせに、味わいがあります。
木の温もりが伝わる丸いフォルムの鯉もかわいらしく、また、上部の矢車が回るのもポイント。置く場所を選ばないデザインなので、子ども部屋はもちろん、玄関先や書斎に飾っても自然となじみます。
こちらは、木版画の民芸品を製作している真工藝の「木版手染ぬいぐるみ 鯉のぼり」。生木綿を木版で染め付けて縫い合わせ、もみ殻を詰めたぬいぐるみです。染色のにじみやかすれも、木版手染ならでは。屋根瓦がデザインされた外箱も、飾り台として使えます。
コロンとした鯉は軽くて程よい大きさなので、小さい子どもも喜びそう。飾るだけじゃなく、触って楽しめる鯉のぼりはなかなかありませんね。また、淡い色味で優しい風合いの鯉は、北欧風のインテリアとも合いそうです。
最後は、越中八尾和紙を作る「桂樹舎」の「鯉のぼり 型染絵」です。手漉きの和紙に、江戸時代から続く技法で型染めをほどこしています。元気いっぱいのビビッドな色味の鯉のぼりは、防水・防汚加工でとても丈夫な作りです。
立体的に成形してある鯉のぼりもありますが、あえて、壁に飾れる成形前の絵をセレクトしました。丈夫なので、そのまま壁に貼ってもいいですが、額に入れても。タテにしたりヨコにしたり、好きな表情を見つけて飾ってほしい鯉のぼりです。
「やねよりたかいこいのぼり」の実現はなかなか難しいですが、季節の節目は大切にしたいもの。男の子がいてもいなくても、子どもがいてもいなくても、こんな“シブカワ”な鯉のぼりだったら、おしゃれなインテリアとして楽しむことができそうです。
しかし、最近では住宅事情により、大々的な鯉のぼりをあげる家庭は少なくなりました。「室内で鯉のぼりを飾りたい…」、「インテリアにも馴染む鯉のぼりがほしい…」、「大人になっても楽しみたい…」、なんて考えている人もいるのでは?
そこで今回は、現代の暮らしにもピッタリな鯉のぼりを探してみました。昔ながらの大きな鯉のぼりではないけれど、どれも日本の職人さんたちが丁寧に作り上げているものばかり。思わず大人も欲しくなっちゃう鯉のぼりをご紹介します。
■「江戸モビール 鯉のぼり」(いせ辰、東京都台東区)
まずは、江戸千代紙やおもちゃ絵の老舗「いせ辰」の「江戸モビール 鯉のぼり」。大きい鯉が一匹と小さい鯉が二匹、吹き流しが二つ付いたモビールは、手摺りの和紙で丁寧に作られています。江戸時代から続く老舗とあって、日本の風情を感じさせる色味とデザインです。
天井につけてみると、鯉が気持ちよさそうにあっちにゆらゆら、こっちにゆらゆら…。グラデーションが綺麗な吹き流しも良いアクセントになっています。和室はもちろん、子ども部屋にもしっくり。「端午の節句」だけでなく、一年中飾っておきたいモビールです。
■「木製 鯉のぼり」(ササキ工芸、北海道旭川市)
お次は、木製クラフトメーカー「ササキ工芸」の「木製 鯉のぼり」です。素材は、ウォールナット、メープル、チェリー、ナラ、クルミ、セン、ブナといった天然木のみ。数千年前に地中に埋もれた貴重な“埋れ木”も使われています。天然木ならではの色の組み合わせに、味わいがあります。
木の温もりが伝わる丸いフォルムの鯉もかわいらしく、また、上部の矢車が回るのもポイント。置く場所を選ばないデザインなので、子ども部屋はもちろん、玄関先や書斎に飾っても自然となじみます。
■「木版手染ぬいぐるみ 鯉のぼり」(真工藝、岐阜県高山市)
こちらは、木版画の民芸品を製作している真工藝の「木版手染ぬいぐるみ 鯉のぼり」。生木綿を木版で染め付けて縫い合わせ、もみ殻を詰めたぬいぐるみです。染色のにじみやかすれも、木版手染ならでは。屋根瓦がデザインされた外箱も、飾り台として使えます。
コロンとした鯉は軽くて程よい大きさなので、小さい子どもも喜びそう。飾るだけじゃなく、触って楽しめる鯉のぼりはなかなかありませんね。また、淡い色味で優しい風合いの鯉は、北欧風のインテリアとも合いそうです。
■「鯉のぼり 型染絵」(桂樹舎、富山県富山市)
最後は、越中八尾和紙を作る「桂樹舎」の「鯉のぼり 型染絵」です。手漉きの和紙に、江戸時代から続く技法で型染めをほどこしています。元気いっぱいのビビッドな色味の鯉のぼりは、防水・防汚加工でとても丈夫な作りです。
立体的に成形してある鯉のぼりもありますが、あえて、壁に飾れる成形前の絵をセレクトしました。丈夫なので、そのまま壁に貼ってもいいですが、額に入れても。タテにしたりヨコにしたり、好きな表情を見つけて飾ってほしい鯉のぼりです。
「やねよりたかいこいのぼり」の実現はなかなか難しいですが、季節の節目は大切にしたいもの。男の子がいてもいなくても、子どもがいてもいなくても、こんな“シブカワ”な鯉のぼりだったら、おしゃれなインテリアとして楽しむことができそうです。
この記事を書いた人
渡邊晃子 Akiko Watanabe |ライター
フリーのライター、インタビュアー、フォトグラファーとして活動。 主に芸能記事を手掛ける。現在は、自然豊かな熊本で子育て中。 国内外の古くて変わったモノが好き。
関連するタグ
この記事もおすすめ
-
和装によく合う風呂敷は、包み方やデザイン次第で洋服にもマッチするアイテムです。そして実はとても便利なグッズでもあるのです!
2021年12月28日|シブカワ百貨事典
-
したことある? 浜辺のたからさがし 〜千葉・館山の無人島でビーチコーミング〜
私には十年来の楽しみがあります。浜辺を歩いて、流れ着いたものを眺める「ビーチコーミング」です。
2019年6月11日|てらしまちはる