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相撲、富士山、足袋! シブカワおせんべい3選〈関東編〉

2016年9月28日|てらしまちはる

しょうゆのきいたおせんべいは、老若男女に愛されつづける日本のお菓子です。関東のおせんべい屋さんが作る、めずらしい形の3品を紹介します。

箱も中身も、相撲一色!


“がちんこ焼き”
ひとつめは「がちんこ焼」(みりん堂)。力士のスーツケース「明け荷」をイメージした紙箱を開くと、なかには力士の顔型や手形、軍配をかたどったおせんべいが詰まっています。そう、テーマは相撲です。

“がちんこ焼き”
しっかりとした歯ごたえ。しょうゆの香りのなかに、ほのかな甘みも感じられます。一枚だけのつもりが、手が止まらなくなってしまう……。「がちんこ」とは相撲用語で真剣勝負を意味し、力士がぶつかり合うときの音から来ているそうです。その名の通り、一枚一枚「がちんこ」勝負のおいしさ。このおせんべいは、相撲の聖地・両国にほど近い東京都墨田区で作られています。

足あとみたいに並べたくなる


“チビたび”
ふたつめは「チビたび」。こちらは埼玉県鴻巣市の煎屋の商品。足袋の形をした、親指大の小さなおせんべいです。

“チビたび”
かりかりと香ばしくて、ほんのりお米の甘みがあります。小さいけれど一粒ずつにしっかり味がしみていて、少しだけ食べたいときにもお腹を満足させられる逸品。

春夏秋冬、美しい富士


“手焼きせんべい富士山”
最後は、同じく煎屋から「手焼きせんべい富士山」。なんとも美しくて、食べるのがもったいない!

「春」「夏」「秋」「冬」の富士山を、それぞれに表現しています。山頂には、砂糖やとうがらしの帽子が。
4枚揃うと、なんともキュートで、しばらく眺めていたい気がしますね。

“富士山の方向にあててみる” 富士山の方向にあててみる


こんなにかわいらしいおせんべいがあったら、休憩時間はいつもより余計に、ほっこりできそうです。


“おせんべい集合” おせんべい集合


この記事を書いた人

てらしまちはる Chiharu Terashima |ライター

児童書編集を経て、フリーライター。専門分野である絵本、こどもアプリの話題を中心に、ウェブ媒体や雑誌で執筆中。2016年より始めたイタリア・ボローニャブックフェア独自取材を今年『ボローニャてくてく通信』として発表する。

ボローニャてくてく通信
・Facebook:https://www.facebook.com/bolognatektek/
(2018/3/1公開)
・公式HP:http://terashimachiharu.com/

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