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ヘルシーおやつに晩酌に。 国産くだものと野菜のお菓子

2017年11月17日|寺島知春

食欲の秋。くだものや野菜のお菓子で、健康的なおやつはいかがですか?

涼しくなると、なぜか急にお腹がすくのは私だけでしょうか?

どうせ間食するなら、少しでも体にいいものを食べたいですよね。今回は国産のくだものや野菜を使った、とっておきのおやつをご紹介します。なお、シブカワよりも食い気優先。


されど定番、「ゴボチ」「加賀れんこんちっぷ」


ゴボチ プレーン醤油味(右)と加賀れんこんちっぷ ゴボチ プレーン醤油味(右)と加賀れんこんちっぷ


まずは定番、野菜のチップスです。ごぼうチップス「ゴボチ プレーン醤油味」(デイリーマーム)と、れんこんチップス「加賀れんこんちっぷ」(蓮だより)の2品。

「え、普通の野菜チップスじゃん」と思うなかれ! とにもかくにも推薦したいのは、まず宮崎産の「ゴボチ」です。

ごぼうが大好物で、チップスにも目がない筆者ですが、おいしいものに当たるのが意外と難しいこのジャンル。食べる途中で口の中がギシギシしたり、土臭さが勝っていたり……。この商品ではそれらが一切感じられません。

繊維の歯ごたえがしっかりあり、おいしい部分だけを噛みしめられる。味付けもよく、醤油のあまからさがほどよいのです。個人的にはこれでごはんすら食べられると思う。


どちらも野菜の旨みたっぷり どちらも野菜の旨みたっぷり


一方「加賀れんこんちっぷ」の方は、これはこれで無限にいける危うさを秘めています。従来のれんこんチップスに比べて、ごく薄いスライス。れんこんのよい香りを残しつつも、食べ口はそう、ポテトチップスにそっくりです。

チップスに使われる石川県産のれんこんは、一流料理店にもおろされているものだそう。地元のれんこん農家では昔から食べられてきたメニューとのことで、とまらないおいしさに妙に納得してしまいました。


もう、れもんしか考えられない「れもんげ」


れもんげ れもんげ


定番商品が多いなかで、新たな感性を感じるお菓子もあります。近ごろハマっているのが「れもんげ」(とびしま柑橘工房)です。

実はメレンゲ菓子、どちらかといえば苦手な部類でした。ねっとり甘いだけで、おいしさの勘どころがいまいちよくわからない……。


この一粒が口の中で香る この一粒が口の中で香る


でも「れもんげ」は、甘さはほんのうっすら。口にふくむと、広島産のレモンの甘酸っぱい香りとほんの少しの青みがいっぱいに広がって、しだいに淡くひいていきます。はじめて食べた感想は「なにこれ!」。もう一度あの香りを確かめたくて、ふたたび手が伸びてしまう逸品です。

パッケージには「香りを食べるれもんのお菓子」のうたい文句。まさにぴったりの表現だなあ。


サングリアへの算段「干し★りんご」「みかんチップス」ほか


この一粒が口の中で香る 干し★りんご(右)とみかんチップス


干したくだものは、時代を超えたオーソドックスなおいしさです。「リンゴタイム 干し★りんご」(青い森ワンド)と「みかんチップス」(明るい農村天水)なら、国産くだものの濃厚な味を楽しめます。

「干し★りんご」は青森産の”葉とらずりんご”で作られています。葉をたくさんつけて育つと、葉で作られた栄養がたっぷり実にまわるので、甘みが強くなります。やわらかくて甘くて、しあわせ。

「みかんチップス」は熊本産の温州みかんをスライスして干したものです。外国産のオレンジなら同様のものをよく見るけれど、国産はめずらしい! ごくやわらかく、みかんの甘みがいっそう強く仕上がっています。


見た目にもかわいらしい 見た目にもかわいらしい


カップに入れて熱い紅茶を注ぐ カップに入れて熱い紅茶を注ぐ

それぞれ、そのまま食べてももちろんおいしいのですが、ちょっと贅沢な楽しみ方はいかがでしょう。紅茶に浮かべて、フレーバーティーです。香りも甘さもしっかりしているので、熱い紅茶をそそげばすぐに飲み口が変化します。


ここまできたら、お茶うけもこだわってみましょう。今日の気分は「キャラいも キューブ」(イート)。


キャラいも キューブ キャラいも キューブ


キャラいも キューブ 皮つきだから、なおおいしい


宮崎産のさつまいもをキューブにカットして揚げ、キャラメルをからめたもの。皮つきのままのおいもが使われていて、いもけんぴより濃厚です。

そうそう、紅茶をいただきながら「干し★りんごとみかんチップスは、サングリアを漬けるのにもいいかも」と思ったので、メモしておきます。水分のないドライ状態だから、初心者でもごく簡単に漬けられそう。今度やってみようっと。


グロテスク!? でも……「おつまみえのき」


お酒にあう、おつまみえのき(右) お酒にあう、おつまみえのき(右)


おやつの話題がつづきました。最後にひとつ、晩酌のおともをご紹介しましょう。「おつまみえのき」(海野きのこ園)です。

長野産のえのきだけを天日干ししたものに、唐辛子醤油で味をつけてさらに乾燥させています。パッケージのなかで赤黒く見えるえのきに、一瞬ひるみますが、安心してください。これが通常の状態です。


おつまみえのき おつまみえのき


ひとくち食べると驚いたことに、さきいかそのもの。噛むほどに旨味が広がり、お酒がすすみますよ。


秋の夜長には、もってこい。飲みすぎないよう、気をつけてくださいね。


この記事を書いた人

寺島知春 Chiharu Terashima |ライター/エッセイスト/絵本こどもアプリ評論家

絵本出版社編集を経てフリー。専門は絵本、こどもアプリ。2016年秋には『AERA』(2016/9/19号、朝日新聞出版)特集内に絵本選書コメントが取り上げられるなど、雑誌やwebで活動中。

公式HP:http://terashimachiharu.com/

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