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ぶらり 道後のたび <前編>

2017年10月11日|寺島知春

暖かい日もありますが、季節はすっかり秋。空気に冷たいものが混じってきました。そんな季節には、あったかい温泉が一番! 愛媛・道後温泉でシブカワ探しをしてきました。

キュウクツな東京に嫌気がさしたある日。ちょっと寒くなってきたし、温泉にでも入りに行くかと思ったその時です。本棚の小説「坊ちゃん」が目につきました。


夏目漱石の『坊ちゃん』といえば、道後温泉の話。入ったことのないお湯です。よし、今回は道後に行っちゃおうかな!


松山城まで険しい気がする


羽田から飛行機で1時間、愛媛は松山空港につきました。道後温泉はここからそう遠くありません。


でも、その前にちょっと寄り道。せっかく松山に来たんだから、かの有名な松山城だって見ておきたいものです。ぼちぼち移動して、松山城の看板を見つけました。


山は入り口から急な石段 山は入り口から急な石段


こんもりした山! 松山城はどうやらこの上にあるみたいです。……なんだか険しそうな斜面だけど、とにかく登ってみるか。

踏み出すと、これが結構きつい。舗装していないし、ホントにお城への道なのかな?


これ、登るの……? これ、登るの……?


土の道を休み休み登る 土の道を休み休み登る


疑問を抱きつつ20分ほどかけて登ると、にわかに目の前の道が開けて、お城が登場したのでした。


あっ! 松山城が見えた! あっ! 松山城が見えた!


足下の地面ばかり見つめていた目に、青空いっぱいのお城が飛び込んできます。真っ白な壁がまぶしい。到着して気づいたのですが、私が登ってきた道はどうやら裏道のようでした。表から入れば、ロープウェイもあるとのこと。でも、息を切らして歩いたからこそ、みかんジュースもおいしいというものです。


松山城を正面から 松山城を正面から


街を一望してのみかんジュース 街を一望してのみかんジュース

みかんジュースは蛇口から みかんジュースは蛇口から


お城の入り口で番傘を借りて、天守閣まで登りました。


番傘をさしてシブカワいく城内さんぽ 番傘をさしてシブカワいく城内さんぽ


鉄砲を打つ穴のぽっかり感がかわいい 鉄砲を打つ穴のぽっかり感がかわいい


鯛めしは豪華版・卵かけごはん!?


松山城を後にして、また移動をはじめると、今度はお腹が空いてきました。そういえば、早朝に家を出てから、まともにご飯食べてないんだった……。道後温泉をめざしつつ、途中で名物の鯛めしをいただくことにしました。


鯛めしというと、釜飯に鯛を炊き込んだものを思い浮かべる方も多いかもしれません。でも、松山で食べられる鯛めしはそれとはちょっと違います。


宇和島鯛めし 宇和島鯛めし


宇和島鯛めしといい、だしにとき卵、鯛のお刺身を入れて、ご飯にかけて食べるのです。かなり豪華な卵かけご飯といった具合。海の近い土地ならではのグルメですね。


たんざく状の鯛の刺身がついてきた たんざく状の鯛の刺身がついてきた


醤油ベースのだしに具を入れたところ 醤油ベースのだしに具を入れたところ


ちょこちょこと色々な器で用意される様が、なんだかかわいらしくもあります。私が入ったお店では、浴衣姿の女性二人連れが隣でおいしそうに食べていました。温泉に入ってきたのかな?


ふー、お腹いっぱい! 次回はいよいよ、夏目漱石も訪れた道後温泉に向かいます。ぶらりぶらぶら、乞うご期待。


道後温泉駅前の坊ちゃんカラクリ時計 道後温泉駅前の坊ちゃんカラクリ時計


※後編は10/13(金)公開予定です。



この記事を書いた人

寺島知春 Chiharu Terashima |ライター/エッセイスト/絵本こどもアプリ評論家

絵本出版社編集を経てフリー。専門は絵本、こどもアプリ。2016年秋には『AERA』(2016/9/19号、朝日新聞出版)特集内に絵本選書コメントが取り上げられるなど、雑誌やwebで活動中。

公式HP:http://terashimachiharu.com/

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