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“もんきりあそび”で粋な暮らしを〜クリスマス、お正月編〜

2016年12月14日|渡邊晃子

みなさんは、江戸時代に始まった切り紙遊び「もんきりあそび」を知っていますか?今回は、暮らしを粋に彩る「もんきりあそび」の活用法をご紹介します。

「もんきりあそび」は、その名の通り、“紋を切り抜く遊び”です。その型紙となる「紋切り型」の種類は、本当にさまざま。梅や桜、松などの植物、ツバメやうさぎ、蝶々などの動物、七宝や花菱などの文様といった日本の伝統的な模様を楽しむことができます。


「もんきりあそび」とは?


もんきりあそび
「もんきりあそび」とは、折りたたんだ紙を型紙どおりに切り抜き、開いた形を楽しむ切り紙遊び。江戸時代には寺子屋の教科書で紹介されるなど、広く庶民の間で親しまれていました。

型紙の「紋切り型」には、日本の伝統的な紋や文様が用いられています。植物や動物をはじめ、自然事象や暮らしの道具など種類もたくさん!出来上がった切り紙は、飾ったり、贈り物に添えたり、さまざまな使い方ができます。


「もんきりあそび」をやってみよう!


手順1 1、色紙、型紙、ハサミを用意します。細かな模様の場合は、カッターを用意しても良いでしょう。

手順2 2、型紙に応じて、色紙を一つ折り〜五つ折りにします。

手順3 3、色紙に型紙を合わせ、ハサミで切っていきます。模様に影響が出ない部分をノリやホッチキスで固定すれば、型紙がズレません。

手順4 4、切り終わったら、そっと紙を広げます。どんな模様になるかドキドキわくわく。

手順5 5、完成です。「中陰桔梗(ちゅうかげききょう)」という紋が出来ました!


完成した切り紙を使って、クリスマス&お正月を楽しもう


もうすぐ来るクリスマスとお正月。「もんきりあそび」で作った切り紙は、クリスマスとお正月にも大活躍!カードやオーナメント、年賀状に切り紙を活用してみましょう。


クリスマスカード


クリスマスカード
「柊(ひいらぎ)と星」をあしらったクリスマスカード。無地の台紙に一つ貼るだけなのに、とってもかわいい。クリスマスらしい赤や緑のほか、金や銀の色紙を使っても良いですね。

雪の結晶オーナメント


雪の結晶オーナメント
「初雪」や「矢雪」、「つらら雪」など雪の紋を糸でつないで作ったオーナメント。色や大きさ、形をそろえればシンプルに、バラバラに組み合わせれば個性的に仕上がります。雪のほか星の紋を混ぜても。

年賀状


年賀状
「松竹梅」や「七宝」など、おめでたい柄を組み合わせた年賀状。あげる人の顔を思い浮かべながら、ひとつひとつ心を込めて…。ハガキは小さいので、切り紙の部分使いでセンス良く仕上げましょう。

お正月のおもてなし


お正月のおもてなし
お正月のおもてなしに、おめでたい柄の切り紙を添えれば特別感を演出してくれます。お皿やお箸、酒器の下に敷いたり、料理のお飾りとして使ったり、アイデア次第でとっても素敵な食卓になります。

お正月のおもてなし2

もんきり遊びと、暮らしを彩る様々な用途をご紹介しました。
やってみたいけど、型紙や色紙を揃えるのが面倒という人は、キットがオススメです。
(株)エクスプランテの紋切り型シリーズは、型紙と色紙がセットになっているので、誰でも簡単に「もんきりあそび」が楽しめます。

エクスプランテの「紋切り型」シリーズ
歴史は古いけれど、現代の私たちにとって新しい遊び「もんきりあそび」。型どおりに切り抜くだけという簡単な遊びですが、色紙を開く時のわくわく感はたまりません!その「紋切り型」も、私たちの生活に取り入れやすいデザインばかり。みなさんも、日本の伝統的な“紋”がある粋な暮らしをしてみませんか?



この記事を書いた人

渡邊晃子 Akiko Watanabe |ライター

フリーのライター、インタビュアー、フォトグラファーとして活動。 主に芸能記事を手掛ける。現在は、自然豊かな熊本で子育て中。 国内外の古くて変わったモノが好き。

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