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個性派せいぞろい! 日本全国もなか食べ比べ

2016年10月26日|寺島知春

みなさんは「もなか」、好きですか? サクサクの皮のなかに餡子がたっぷり詰まって、食べるとほっこり落ち着きますよね。もなかには、実にいろいろな形のものがあるのです。今回は5つのシブカワなもなかを紹介します。

求肥入り、釣り鐘のもなか


釣鐘もなか 釣鐘もなか

まずは大阪、「釣鐘もなか」(釣鐘屋本舗)。手のひらにのせると持ち重りのする、大きなひと品です。なかには求肥が入っており、食べごたえも抜群!

なぜ釣り鐘なのでしょう、気になりますね。大阪は四天王寺という古寺に明治33年、地元有志が大きな釣り鐘を奉納したのだそうです。その記念に売り出されたのが、釣り鐘型のまんじゅうでした。このもなかは、その形を受け継いでいるのです。

ホールインワンの時はコレ!


ゴルフ最中 ホールインワン ゴルフ最中 ホールインワン

次は「ゴルフ最中 ホールインワン」です。こちらは羊羹でおなじみの虎屋が大正15年から売り出す、ユニークなもなかです。

ゴルフボールそっくりのお菓子のなかには、ねっちりとした上品な餡が。限られた店舗のみで扱われているものの、大変に人気だそうです。購入店舗の店員さんいわく「ホールインワンのお祝い品や、お父様へのプレゼントに購入される方が多いんですよ」。

ゴルフ最中 ホールインワン (画像はとらやより引用)

一挙に3つ! 石川のもなか


さて、ここからの3つはすべて石川県のものです。和菓子どころ・金沢をかかえる県では、もなかも工夫が重ねられ、優れたものが多いのでしょうか。

「柚子もなか」(中浦屋)は、輪島市のお菓子です。輪島では、柚子をまるごと使った「丸ゆべし」というお菓子の生産が有名です。そんな柚子に縁深い土地のもなかは、やはり柚子の形です。

柚子もなか 柚子もなか

実をかたどった皮のなかには、白餡に柚子ジャムをブレンドした香り高い柚子餡が。さわやかなのどごしで、甘いものの苦手な人でもいけそうです。

金沢からは「加賀八幡 起上もなか」(うら田)。包装紙のままでも、紙から出してもかわいらしい。皿におくと、ちゃんと自立します。

加賀八幡 起上もなか 加賀八幡 起上もなか

中身は素朴な餡です。起き上がりこぼしは、金沢の縁起もの。地元ではこのもなかは、赤ちゃんの誕生祝いにも喜ばれるのだとか。

加賀八幡 起上もなか

新感覚、もなかにゼリー?


紙ふうせん 紙ふうせん

最後は、中身が餡でない変わり種を。「紙ふうせん」(高木屋)です。まんまるサクサクの皮のなかには、ワイン味やレモン味の和風ゼリーが入っています。

もなかにゼリーとは、想像しがたいでしょうか? ひとくち食べてみると、これが意外にも相性抜群なのです。

紙ふうせん 紙ふうせんのなかはゼリー

ころころと小さいので、もうひとつ手が伸びてしまうかも。新感覚のもなか菓子も、ぜひ試してみてくださいね。


もなか集合 もなか集合

柚子もなかと起上もなか 柚子もなかと起上もなか


この記事を書いた人

寺島知春 Chiharu Terashima |ライター/エッセイスト/絵本こどもアプリ評論家

絵本出版社編集を経てフリー。専門は絵本、こどもアプリ。2016年秋には『AERA』(2016/9/19号、朝日新聞出版)特集内に絵本選書コメントが取り上げられるなど、雑誌やwebで活動中。

公式HP:http://terashimachiharu.com/

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